B イスラエルの族長アブラハム〜モーセの時代-遊牧生活
神の贖(あがな)いのご計画はヘブル語聖書の創世記12章以降に移り、さらにその他の『モーセ五書』(出エジプト記、レビ記、民数記、
申命記)に移ります。
その後、主はアブラハムに仰せられた...
12〜25章 族長アブラハム
アブラハムの信仰の4段階 ヘブル人11:8〜19参照
(1)贖いの歴史の始まり 12:1〜3
異邦人救済の預言 12:3、 ガラテヤ人3:6〜9
(2)この世での旅人人生 12:4〜9
(3)ロトとアブラハムの信仰の比較 19:18〜38
約束の子、イサク 21:1〜7、
ロ〜マ人4:18、:20〜21
(4)信仰の試し 22:1〜14
12〜20章 アブラハムの召名、信仰生活
セム→・・・エベル→ペレグ(10:25 彼の時代に地が分けられた)→レウ
→セルグ→ナホル→テラ→アブラハム
21〜26章 イサクの話
25〜36章 族長ヤコブ
若年期:「我が道」を行くヤコブ
ヤコブの夢〜 夢を通して神の守りを確信 28:10〜22
壮年期:信仰の鍛練期(結婚、労役、繁栄) 29〜32章
晩 年:エジプトへの移住
27〜36章 ヤコブとイスラエルの十二部族
37〜50章 族長ヨセフ
37〜50章 ヨセフの生涯
「神の人」の人生 39:9、40:8、41:16、41:25、:51
イエス・キリストのひながた雛型、ヨセフの人生
ヨセフの人生に反映された神の御手
(1) 神は愛する者と共に働いて、万事を益として下さる
45:5〜8、50:20
(2)神はすべてのことを統御しておられる
(3)未来を備えて下さっておられる神に私たちは全信頼を置き、身を委ねていくことができる
神を愛する人々、すなわち、神のご計画にしたがって召された人々のためには、神
がすべてのことを働かせて益としてくださることを、 私たちは知っています。なぜなら、 神は、あらかじめ知っておられる人々を、
御子のかたちと同じ姿にあらかじめ定められたからです。
ロ〜マ人8:28〜29
信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。
神に近づく者は、
神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることを、
信じなければならないのです。
ヘブル人11:6
出エジプト記
イスラエルの民が、エジプトの苛酷な圧政下から、神、ヤ〜ウェの召命を受けたモ〜セに導かれ、解放された(出エジプト)後、三ヵ月 後に、シナイ山に達
し、そこで神の律法(十戒、諸種の律法)が与えられ、神との契約関係に入った一年余りの荒野での生活の記録
神の契約と律法
神の契約
1.被造物との契約 創世記1:26〜28
2.ノアとの契約 創世記9:1〜17
契約のしるし: にじ
3.アブラハムとの契約 創世記12:2〜7、15章、ガラテヤ人3:8〜9 契約のしるし: 割礼
「永遠の」、すなわち、無条件の契約 創世記17:7
4.モ〜セとの契約 出エジプト記19:5〜6、20章
契約のしるし: 安息日
イスラエルの民〜 神の宝、祭司の国、聖なる民 第一ペテロ2:9
十戒〜 契約への忠誠に関するおきて 出エジプト記20:1〜17
5.ダビデとの契約 サムエル記下7:14〜16
父と子の関係、子孫の約束 歴代志上17:4〜14、詩編2:7、
89:27〜29
イエス・キリストは、ダビデの子孫 イザヤ55:3
6.新しい契約 エレミヤ31:31〜34(ヘブル人8:8〜12)
エゼキエル36:24〜29
現代は新約の時代
新約とは、どのような契約か?
(1)神の律法が人々の心の中にす据えられる
(2)神との関係が近くなる エペソ2:11〜13
(3)すべての人々が神を知るようになる 使徒行伝17:27
(4)永遠の罪の赦しが得られる
律法
十戒 :出エジプト記20:1〜17、申命記5:6〜21
(1)神への絶対的献身 最初の4つの戒め
(2)他人への絶対的献身 残る6つの戒め
契約の書 :出エジプト記20:22〜23:33
聖めに関するおきて掟:レビ記17〜26章
申命記にある掟:申命記12〜26章
律法の特徴
(1)もとい基は神
(2)高尚な人間生活を要求
義と処罰 出エジプト記21:23〜25、レビ記24:20
慈悲と愛 レビ記24〜25章
神聖 レビ記18〜20章、第一ペテロ1:15〜17
倫理上の聖さと儀式上の聖さ レビ記11〜15章、民数記5章
(3)すべての者に適用− 神が発起人の人道主義精神による掟
出エジプト記21:1〜3、22:22、23:9、:12
律法の限界
(1)律法厳守は不可能? 信仰による義への道− 救い主の必要
ガラテヤ人2:16、3:10
(2)聖霊の助けが必要 第二コリント3:14〜18
(3)律法主義、直解主義に陥る危険 第二コリント3:1〜6
(4)神の解決策− キリストによる律法からの解放
ロ〜マ人8:1〜4、7:15〜24
レビ記
犠牲の供え物、贖いの必要性、祭り等を詳述したユダヤ人の「祭司のおきて」の書。
背後に、イエス・キリストのあがない死、永遠の救いが秘められている。新約聖書、ヘブル人への手紙(イエスを、神の最後の完全な 啓示として描いてい
る)は、この書の解説書とみなされることができる。
民数記
神の民、イスラエルの神に対する不信仰、不満、反逆の、三十八年に及ぶ荒野での歴史。一方、民との契約に忠実な神の愛と裁 き。
申命記
神の約束の地、カナンを目前にして、イスラエルの民に語ったモ〜セの説教。律法が与えられた神の御臨在の場シナイ山を後にして以 降の、民の荒野での不
忠実、反逆の生活を思い起させ、今一度、神への信仰と従順、神の民としての生き方を教えている「第二の 律法の書」と呼ばれる書。
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