D 暗黒時代-預言が絶えた四百年間
神の贖(あがな)いのご計画は、預言者マラキの預言を最後に、キリストがご降誕される紀元前四年まで、神が預言を通してイスラエルに
語られない沈黙の時代を迎えます。この時代は世界では、古代ギリシャの大哲学者ソクラテス、プラトン、アリストテレスが活躍、インドでは仏陀(釈迦)が悟
りを開き、春秋時代の中国では、孔子、孟子らの思想が広まった時代です。
この時代に関するテキストには、「聖書外典」アポクリファ(聖書と同等の『神聖な経典』とはみなされないが、生活の規範、知識として有益、役に立つ諸書
− トビト書、ソロモンの知恵、バルク書、第一、第二マカバイ書、その他)、ユダヤ人の「擬似文書」と呼ばれる六十巻余の諸書(へブル語聖書の正典に入ら
ない、またアポクリファ以外の諸書− エノク書、ヨベル書、ソロモンの詩篇等々)があります。

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